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November 28, 2004

寝る、書く。

昼の12時半に起き、立て続けに朝食と昼食を取ったあと、夕方5時半まで昼寝。
明らかに寝過ぎ…。最近体が異常に疲れている気がするけれども(何故?)、
ここまで寝てしまうのも何とかしてほしい気がする。。

夜はうんうん唸りながら、CSCWの宿題(2本目の論文批評)を終わらせる。
今回もかなりの難産だったので、終わった瞬間には万歳してしまった。
(途中で菅野美穂のドラマとHEY!HEY!HEY!は観ちゃったけどね…。)


論文批評のように凝縮された文章を書いていると、最近、文を書いた
直後に自分の書いた文章に自分自身で驚くことが頻繁にある。
「自分の頭のどこからこんな言い回し出てきたんだ?」
という風に、普段の自分では思い付かないような英語表現を、無意識に
ワープロに打ち込んでいたり。後から気が付いてびっくりしてしまうのだ。

きっと大量のリーディングをこなす中で、複雑な言い回しが刷り込みのように
頭にインプットされているんだと思うのだけれども、そんな言葉の機転が
もう少し日常会話にも反映されてくれたらなぁ、と思う(笑)。

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November 23, 2004

黙々と。

黙々とリーディング課題を読み、黙々とCSCWの授業プロジェクトの
データを打ち込み、黙々と寝る(×2)。実にシンプルな休日の1日。

隣の部屋の白人(学部生?)が朝から晩まで1日中ゲームをやってて相当うるさい。
Thanks Giving休みで暇なんだろうし、ゲームに興じるのは構わないんだけど、
重低音スピーカーを使って大音量で響かせるのは止めて欲しいなぁ…。
(深夜0:50現在、まだ続いております。飽きないんだろうか。)

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November 22, 2004

Love, marriage & birth

昼間は昼寝をしつつ、溜まった授業リーディング課題をただ黙々と進める。
思ったよりも良いペースで進んでいるようで、一年前と比べたらずいぶん
速く読めるようになったなぁ、と感慨にふけってしまった。

…とは言っても、週に1000ページ近くを読みこなす博士課程の方々には
まだまだ遠く足元にも及ばないのだ。修行が足りませんね(笑)。


夕方にCSCW(Computer Supported Collaborative Work)の授業。
「共同作業空間」というのが今日のテーマで、先生は授業の半分を
自分のオフィスから教室にインターネットで中継して行っていた。

今日の授業が終わると、今週の残りはThanks Givingなので全部お休み。
これから丸々1週間お休みになる。課題が大量にあるので、この1週間で
きっちり片付けられれば、と、ちょっと気を引き締めた。


研究について相談に乗ってもらっていたMichael Cohen教授からメールが届いて、
日本の丹羽先生に研究指導してもらうための事務手続きの話がいろいろと
書いてあった。外部の研究者に委託するのはSchool of Informationとしても
初めての試みらしいので、なんだかお互いにドキドキする。


ホームページを眺め回っていたら、ふと船曳ゼミの懐かしい後輩を発見した。
もう彼女とは何年も会ってないなぁ、と思ったら、なんと今度結婚するらしい。
ひえぇ、と思わず声を上げそうになった。

夕食後に日本の野上とSkypeを使って1時間ほど話をする。なんだか色々
大変みたいだ。なんだかここ数日、独り身も恋愛も同じくらい苦労が多い、
という会話が妙にたくさん。温もりはいずこへ…?

そして、夜にCSC勉強会の友人Ericからこの上ない朗報が入る。
19日の未明に、ついに彼の初の子供が生まれたとのこと!!
今学期の終わりで卒業を迎える彼には、二重の祝福に違いない。
メールを読みながら思わずガッツポーズをしてしまった。おめでとう!

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November 21, 2004

Reading

Ericの子供がもうじき生まれそう、ということで、15時から予定されてたCSC
(コンピューターと創造性)の勉強会がキャンセルに。1日中部屋で過ごす。

しばらく体調が悪かったおかげで授業のリーディングがやたらと溜まってしまって
いるので、昼寝をして体力を回復しながら、ひたすら課題の論文を読んでいた。
(目の前に両面印刷で厚さ3cmくらいの論文の束が積まれてしまうと、
ちょっとプレッシャーを感じる。これだけでもたったの1授業×2週ぶんなのに。)
来週はThanks Givingの休みだけど、休息というよりは勉強のキャッチアップに
ありがたい一週間になりそうだ。


毎週日曜夜には、テレビで日本の番組を4時間ほどやっている。
7時からNHKニュースを30分、7時半から9時まで「報道2001」、9時~10時に
フジテレビの連ドラ、10時~11時がHEY!HEY!HEY!。

NHKニュースを見て郷愁に浸り、頭が右寄りになってしまいそうな報道2001で
TVを消して、9時からまた2時間観る、というのが毎週の習慣だ。
連ドラは月9の「愛し君へ」をやっていて(ええ、時期が遅れるんですよ…)、
菅野美穂が藤木直人とあれこれ頑張ってる。あんまり面白くないけど、
これしか放送してないのでないので惰性で観てしまう。12月の帰省直前に
ぴったり最終回になるらしい。ちょうど良し、かな…?

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November 13, 2004

Last game

フットボールノースウェスタン大学戦。今シーズン最後のホームゲームだ。
有終の美を飾れるといいな、と気を引き締めてスタジアムに向かう。
道々のお祭り騒ぎを眺めながら、この光景を誰かに見せたいな、と思った。
将来夏休みが取れたら、フットボールを観にAnn Arborへ来るのも良さそうだ。

ここ数回のゲームでは手に汗握るギリギリの逆転試合が続いていたけど、
この日のゲームは終始リードが続く楽勝の展開だった。昼食代わりに
ピザを食べ、ハーフタイムにココアを飲みながら安心して応援する。
今年最後となるスタジアムでのHail to the Victorsの10万人大合唱をして、
肌寒い風が吹く中、気持ち良く家路に就いた。

残る来週の1試合は、最大のライバル校・オハイオ州立大とのアウェー戦。
Big Tenカンファレンス優勝を狙って、1位を走るウィスコンシン大と2位を追う
ミシガン大。直接対決がないのでウィスコンシン大に負けてもらわないと
困るけど、まずは自分達が勝たないと始まらない。勝って欲しい。


来週の火曜(16日)にInformation Architectureのプレゼンが迫っているので、
帰宅後North Campusに車を走らせ、夜の7時からチームミーティングをする。
スライドの修正点の確認をし、各自に分担を割り振って1時間半ほどで終了。

ミーティングが終わった直後にノートパソコンでホームページを眺めていたら、
先々週にミシガン大と伝説的な試合を繰り広げたミシガン州立大が、
無敗のウィスコンシン大を今日の試合で見事破ったことが判った。

それでこそ、あの試合を共に闘った戦友!よくやった!
…と、思わず拍手してしまった。

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November 12, 2004

世界の果てで出会う。

金曜日。12時からCIC Seminarで、ビジネススクールの教授が講演していた。
Base of Pyramid(階層構造の底辺)からのビジネス革新、というテーマだったが、
底辺を単なる消費マーケットとしか見ていないような主張で、あんまり面白くない。

1時半からはICOS Seminar。社会学の調査法に関する細かい話で、
しかも遅刻してしまったのでまったく話の内容が分からない。早々に退散。


今日は、夕方にちょっと面白い待ち合わせをしていた。
とある日本の音楽ファンサイトの掲示板に時々書き込んでいたら、そこに同じく
書き込みをしていたKENさんという人がなんと同じAnn Arborに住んでいることが
判明したのだ。(そのことが分かったのは半年以上前なのだけれども、僕が
脱水してぶっ倒れたり帰国したりしたのでなかなか機会がとれなかったのだ。)

約束の夕方6時から待つこと30分、渋滞で遅れたKENさんはやってきた。
僕よりも3~4歳ぐらい年上の人で、とてもよく喋る。ミシガンの州都Lansingで
コミュニティ・カレッジ(日本の短大のようなもの)を出た後に日本料理屋で
ウェイターをやっていて、今度から日通米国法人に勤めるらしい。奥さんは
アメリカ人で身長180cm(!)なんだそうだ。

アメリカ在住の日本人2人が同じファンサイトに書き込んでいるというだけでも
わりと奇遇なのに、この広大なアメリカで同じ片田舎の街に住んでいるなんて、
なんて不思議な邂逅なんだろうと思う。音楽のことはそっちのけで、
お互いの仕事や学校、ミシガン生活についての話などを延々してしまった。


喫茶店でしばらく話をした後、おすすめの中華料理屋さんを紹介してもらった。
さすがウェイターだけあって、おすすめされたレストランはとっても美味しい♪
Ann Arborにまともな中華料理屋はないと諦めてたので、教えてもらえて
ものすごくラッキーだった。

KENさんはクラブに通うのが好きらしく、今度連れて行ってもらう約束をする。
日本でクラブに行ったことがないのに初体験がアメリカになるなんて、
いったいどうなってしまうんだろう(笑)。ドキドキ…。

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November 11, 2004

研究もオフショアリング?

来学期の科目登録が来週後半に迫っている、ということで、この時期に
SIの学生は科目選択のアドバイザリー・セッションというものを受ける。
自分の好きな教授を20分予約して、授業選択のアドバイスをもらうのだ。

別に1人で複数の教授にアドバイスを受けても良いので、色々な教授を
渡り歩く学生も多い。僕は今日の午後に2人の教授を予約した。


1人目は組織論の大御所・Michael Cohen教授。仙人のように穏やかで
知的な喋り方をする人で、話していると自然と背筋が伸びてしまう。
Cohen先生には、今やっている自分の研究について相談に乗ってもらった。
(SIは修士論文が不要なので、研究は卒業とは全然関係ないのだけれども、
将来博士課程に行くためには自分で書いた審査付き論文が必要なので、
国際学会での発表を目指して勝手に自主的に研究をしているのだ。)

予定時間を倍以上もオーバーして親身に相談に乗ってもらった結果、
どうやら今の研究をSIの授業単位として認めてくれそう、ということになった。
その上なんと、SIが日本の学部時代の指導教官・丹羽先生に指導を委託して、
太平洋を挟んだ丹羽先生の指導の下に研究を行ったらどうか、という提案付き!
「学部として、外部の研究者への指導委託を実験的に行いたい」のだそうだ。

大喜びで大賛成し、丹羽先生に連絡を取る約束をして部屋を後にした。
自分の研究を見初めてもらった丹羽先生に指導してもらえるだけでなく、
SI初の実験的な試みに参加できる、というのもワクワクする。


Cohen教授のセッションから1時間ほどおいて、2人目は情報検索&画像処理の
大家・George Furnas教授。(Cohen先生とFurnas先生はSIの双頭、みたいだ。)
Furnas先生はとってもカッコイイ(ダンディー)♪が、なんだか忙しそうだったので、
プログラミング必修科目の免除願にサインをしてもらい(学部時代に履修済み)、
情報関連のいくつかの科目について質問をして15分ほどで帰ってきた。

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November 10, 2004

Interview×3

CSCW(Computer Supported Collaborative Work)の授業プロジェクトで、
Meeting Makerというソフトを使っている大学職員にインタビュー×3。
10時に行って11時に家に戻り、昼を食べて13時に出て14時に戻り、15時半に
再び出て16時半に戻る、という、変に細切れの目まぐるしい一日だった。
(チームメイトのChrisと1日に3回も「How is it going?」と挨拶を交わして、
なんだか変な気分。。)

インタビュー自体はすこぶる順調だったものの、体がぐったり疲れはじめてる。
出かける合間に部屋に戻ったときも、毎回ベッドに倒れこんでしまった。
ここ1週間、ちょっと活発に動きすぎなのかもしれない。

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November 09, 2004

St. Petersburg Philharmonic Orchestra

12時から1時間ほど、School of Infomrationでヒューレット・パッカードの
会社説明会があった。日本での就活で狙っている会社の一つなので、
とりあえず聞いてみようと出席してみる。だいたい知っているような事業の
説明だけだったけれども(みんな途中で帰ってしまってた)、どうやらアメリカの
HP社は留学生のインターンを絶対に採らないらしい。ざーんねん。

14時から医者の予約が入っているので、HP社の説明会が終わった後に
保健センターまで歩いて行った。…ら、受付で「そんな予約入ってないわよ?」

「そんなことないはず、ちゃんと11/8の14時に予約したんですけど…」
「ええ。今日9日よ。」

あぅあ。


うなだれて来週に予約を取り直し、16時からInformation Architectureの
授業プロジェクトのミーティング。先週の土曜日に作ったスライドを改めた。
17時から同じ科目の授業で、今週は半数のチームがプレゼンをする。
が、直後にコンサートが控えているので、1時間ほど聴いた後早々に退散した。


18時半から、日本人の知り合いとキャンパス近くの日本料理屋で夕食を摂る。
20時から大学のコンサートホールへオーケストラを聴きに行くのだ。

今日の演奏はサンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団で、ドボルザークや
ラフマニノフの割とマニアックな曲目。前衛曲好きとしてはラフマニノフは嬉しかった。
トロンボーンがちょっと浮いていた感じがしたけど、指揮者のYuri Temirkanovが
とっても上手。オーケストラをがっちり掌握している感じで、見てて気持ち良かった。

大学に有名なオーケストラがやってきてくれて、たったの$23で2階席の前の方、
というのは嬉しい限り。来年の2月はニューヨーク・フィルの演奏を格安で聴けるし、
コンサート環境としては日本と比べて破格なのかもしれない。ありがたい限り♪

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November 08, 2004

メールの日。

なんだか奇妙にメールの多い1日だった。昼間は次々やって来るメールを
ちぎっては投げ、ちぎっては投げの要領で、ひたすらメールばかり書く。
(授業プロジェクトが一番忙しく動く時期なので、急ぎの日程変更などが多いのだ。)

そうこうしているうちに、CSCW(Computer Supported Collaborative Work)の
授業プロジェクトのミーティング時間に。明日から色々な人たちにインタビューを
始めるので、その準備のために1時間ほど今後の予定などを詰めた。

アパートに帰ると、日本から本とTV録画のDVDが届いている。よく見ると、税関で
箱が開封された跡かある。郵送ラベルに「中身:DVD」と書いてあったからだろうか。
(違法輸入DVDだと思われた?)やましいことは無いけど、通関は気をつけなきゃ…。

夕食を食べ終わった頃、Information Architectureのチームメイト中国人・Leiから
電話がかかってくる。明日(火曜)に予定していたはずの病院ホームページの
ユーザーテストを、被験者を間違って来週の火曜に呼んでしまったらしい。
「どうしよう!?」と困っていたので、色々考えた挙句「来週でもOK」と答えておいた。
微妙に頼られているのは良いのやら、悪いのやら。


明日は予定の多い1日なので、本日は早めに就寝。おやすみなさーい。

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November 07, 2004

チケット予約

12月に東京で行われる海外大生用の就活フェアの日程がやっと決まったので、
ノースウェストのホームページで航空券を予約した。今回はちょっと出遅れて
もう11月になってしまったので、年末の時期のチケット代が高いこと!
しかも、そのうえ「行き帰り共に2回乗り継ぎ」なんてあり得ない条件なので、
躍起になって検索条件を変えながら何度も調べてしまった。

結果なんとも偶然に、乗り換えナシで割安の便を1つだけ発見♪
12/15デトロイト発(12/17成田着)、1/3成田発(同日デトロイト着)。授業が
1/5から始まるので帰りの体力が厳しいけど、ここ数年で溜まったマイルを
ちょこっと使って、復路だけビジネスクラスにアップグレードしようかと思う。
健康は意外に金で買える、というのが去年8月の経験知なのだ。

チケット予約の作業が終わってしばらくすると、昨日の疲れが出たのか
気がついたら眠りこけていた。(我ながらよく寝るなぁ…。)


起きた後、先々週の停電の影響で溜まっていたTV連ドラ(「愛し君へ」)の
ビデオ&放送を連続で観つつ、夕方~夜はCSCWの授業プロジェクトの作業。
プロジェクトではMeeting Makerというチームスケジュール管理ソフトの
評価を行うのだけれども、その画面のスクリーンショット約30枚を集めて、
Wordに貼り付けながら1つ1つの解説を書いていく、という苦行だった。
退屈のあまり何度も放り出したくなりつつも、iPodを聴きながらゴリゴリ書く。
(途中でiPodの電池がなくなって、以後苦痛が倍増…。)

6時間近くかかって、夜の1時にようやく完成した。


ネットを見ていたら、大統領選の電子投票機で異様なブッシュ票
というニュースを発見。もう選挙結果が覆るとはまったく思わないけど、
出口調査と結果との乖離の件に、なんだか奇妙に納得してしまった。

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November 06, 2004

Canada 2.0

土曜日。North Campusへと車で向かい、12時から韓国人のIl-hwanと
Information Architectureの授業プロジェクトの打ち合わせをする。
再来週の火曜に授業でプレゼンをしなければならないので、まずは2人で
PowerPointスライドの叩き台を作るのだ。

好物のJimmy John'sのサンドイッチをほおばりながら、2時間半ほど一緒に
作業をする。Il-hwanはアルバイトで参加していた学科のホームページ作りを
不透明な理由でクビになってしまったらしく、しきりに憤慨していた。
とっても働き者のIl-hwanだけれども、生後3ヶ月ちょっとの息子の育児と
4クラスの授業とアルバイト2つを抱えて、想像しがたい忙しさになってる。

「あの担当の教授はあまり信頼のおける人じゃないし、疲弊しちゃうから、
クビになった件は関わりを持たずに逃げ出した方が賢明だよ?」
となぐさめたら、後日実際にそうしたみたいだった。


2時半にスライド作りが終わり、3時からはNorth Campusの別の場所で
2時間ほどCSC(コンピューターと創造性)の勉強会ゼミ。今日はシンガポール人
Judeの発表だった。(話はそれるけど、Judeの奥さんはきれいな人だ。)
知識・物語行為・実践学習なんていう話が出てきたので野中郁次郎の
SECIモデルをホワイトボードに書いて紹介したら、みんな興味津々の様子だった。
(知識を論じててSECIモデルを知らないというのも驚きなのだけれども…。)

勉強会の最中に、EricにCanada 2.0というページを教えてもらった。
「カナダに移住しよう!」というのが米国の保守性・閉鎖性を嘆く人々の
合言葉で、「今回の選挙で民主党が勝った州をカナダの一部にしちゃおう」
というジョークらしい。選挙の翌日にこんな地図が出回るあたりが楽しい。
新カナダの州の名前(Baja Canada、New America…)に爆笑してしまった。

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November 05, 2004

授業選択

12:00~1:30までCIC Seminar。「市民社会について」がテーマ。

社会参加・資本主義・ナショナリズムetcの話が出てきたのだけれども、
教室で活発に交わされる議論を聞きながら、頭の中で
「NPOへの寄付と、無配当で流動性の低い株への投資とは、本質的に何が違う?」
「どうしてアメリカ人はナショナル=国家なの?他にもナショナリズムはあるのに。」
みたいな際どいギモンが次々と出てきてしまって、勝手に大混乱。
一人でうんうん考えているうちに、一回も発言しないまま授業が終わってしまった。

お腹がすいたので、ICOS Seminar(組織論ゼミ)に遅刻することにして
大学近くの韓国料理屋でビビン麺を食べる。向かいの席の女性の一団、
韓国人だと思っていたら日本人だった。Ann Arborで日本人なんて珍しい。

ICOS Seminarは「権力者の孤独について」。後半を聴いただけだったけれども、
組織の中で力のある人は「孤独」と「人のつながり」のバランスを取りながら
パワーを保っている、という面白い話だった。どっちに偏ってもだめらしい。


3時にICOS Seminarが終わった後、図書館で勉強していたSIの修士1年・
有以子さんと会って、来学期の授業選択のことなどを話した。来学期は
取ろうと思っていた授業がことごとく必修と重なったり開講中止になったりで、
なかなか授業選択に恵まれない。今度こそ!の気構えでシラバスを調べ、
2人寄れば文殊の知恵(?)、ビジネススクールに良い授業を2つほど発見。

せっかくミシガン大にいるのだから、一度は全米7位のビジネススクールの
授業を取ってみるのも楽しそうだ。来学期はたぶんMBAの人たちに混じります♪


CIC Seminarの時に考えてた疑問の話や選挙の話などをしているうちに、
いつの間にか夜の7時半に。有以子さんは彼氏を待ってお食事なのだそうで、
僕はお腹がすいてきたので家に帰ることにした。
もうAnn Arborの夕暮れ時はとっても寒く、そろそろ冬の足音。

夜に明日のCSC(コンピューターと創造性)自主勉強会の準備をして、
こそっと布団にもぐりこんだ。

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November 04, 2004

SSW Library

International Center(留学生センター)に、先月申請した出入国書類を
受け取りに行く。これで冬の帰省も安心だ。(あ、チケット取らなきゃ…。)

出かけついでにSchool of Social Work(SSW)の図書館に寄って、研究用の
本を借りてきた。最初、図書館の場所が分からず、建物の入り口にあった
タッチスクリーン式の来客用情報端末で位置を調べた。…のだけれども、
調べ方がよく分からなくて、5分くらい端末の前で悪戦苦闘する羽目に。
使いながら「ここのデザインが良くない!」なんて文句をつけそうになって、
やっぱり微妙に職業病なのかもしれない(笑)。いかんいかん。

(でも、図書館の案内が"Technology"のカテゴリーなのはおかしいって!
いや、たしかに図書館はコンピューター室の中にあったのですが。それも変?)


夜は明日のCIC Seminarのリーディング課題をちらっと読んで、
授業のホームページにそのコメントを書き込んだ(←毎週の課題)。
ICOS Seminar(組織論ゼミ)の予稿の概要にも目を通して、本日は〆。


銀座のニコンサロンで開かれている父の写真展はだいぶ好調みたいだ。
家族はサポートで大忙しだけれども、来た人の大部分はモノクロの風景写真に
鳥肌の衝撃を受けてくれているようなので、準備の甲斐もあるというもの。
気持ち悪いくらいの高精細が売りなので、実物をWebで見せられないのが残念!

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November 03, 2004

When the party is over...

起きて朝一番にネットのニュースを開くと、「ブッシュ再選確実」という見出し。
ふぅ、とため息をついてしばらく窓の外を眺め、それから朝ごはんを食べた。

4年間かぁ、という独り言が口をついて出た。

11時半頃に、ケリーが敗北宣言をもうすぐ出す、というニュースが流れる。
TV中継が2時から始まったので、昼食を食べ終わった後に画面の前に座った。
演説は妙に熱情的で、ケリーも最初からこういう演説すれば良かったのになぁ、
なんてことを思ったりした。1時間後のブッシュの勝利演説は扇情的だけれども
なんだか妙に淡々としていて、観ていてあんまり面白くなかった。

両候補の演説を聞いた後、虚しさでぐったり無気力に。
ベッドにべたんと潰れていたら、いつの間にか2時間ほど眠っていた。


夜の7時半から、Ann Arbor在住の壮年夫婦・Karla&Hugoと日本料理屋
「やまと」でお食事に。Karlaのお父様は僕の祖父がポートランドに赴任していた
当時の取引先担当者で、お互い家族ぐるみで付き合いがあったらしい。
当時幼少だったKarlaは僕の母とも遊んだことがあるらしく、そんな人が
Ann Arborに住んでいるというのは不思議な話だ。旦那さんのHugoは
ヨーロッパからの永住移民で、ミシガン大のDearborn分校で経営学を教えてる。

Karlaと一緒に日本酒と枝豆をつまみながら、2人で選挙の結果に溜息をついた。
Hugoが持っていたローカル新聞によると、Ann Arborの住民のほとんどが
ケリーに投票したらしい。政治学部の尾野さんの日記によれば、
郡全体で8割だとか。なんだか違う国にいるみたいな気もしてしまう。

なにはともあれ、お祭りは終わって、4年間の道のりがまた始まるのだ。


酔っ払いながら帰宅して、酔っ払った頭で自分の研究を始めてしまった。
うんうん唸りつつも妙にはかどって、夜中の3時まで頭をフル回転。
おかげで眠りに就いたのは朝の6時だった。

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November 02, 2004

大統領選挙!

朝の7時からCSCWの授業プロジェクトのミーティングに駆り出される。
(昨日、夕方のミーティングをキャンセルしてしまったので、そのツケが…。)
肌寒くて薄暗い朝の道を、大学近くの喫茶店に向かって歩いて行った。

ミーティングは1時間ほどで無事終了し、"Have a good vote!"と
チームメイトに声をかけて別れる。今日はいよいよ大統領選の投票日だ。
家に戻って朝ごはんを食べながら、TVを食い入るようにして観始めた。
歴史的な激戦に、TVも各地の様子を緊迫気味に猛烈な勢いで中継している。

…が、早起きの眠気には勝てず、11時ごろから3時間も爆睡することに。
2時に起きて昼ごはんを食べ、4時に本日2度目のミーティングに出かけた。
(今度はInformation Architectureの授業プロジェクト。)
先週、インタビューを全員にすっぽかされて一人で話を聞く羽目になったので、
今日こそはみんな揃ってるといいな♪と思いながら学科のコンピューター室へ。


……まーた誰もいないじゃないの!!(涙)

チームメイトで一番仲の良い韓国人・Il-hwan(先学期にも別の授業でチームメイト)
に電話すると、少し遅れて来るとのこと。でも、他の2人には連絡が取れない。。
結局Il-hwanが来た後も誰も現れず、本日は2人ミーティングに相成り候。
まぁ、先週よりは1人増えたからいい……のかぁ??

1時間ミーティングをして、5時からInformation Architectureの授業に。
欠席していた2人もさらりと現れる。ミーティングの存在を忘れていたらしい。
Il-hwanと2人で「2人でミーティングしたんだよ!」と言ったら、しょげていた(笑)。

授業の最中、ケリーが優勢になっている、という一報が入る。
教室のみんなも「最後まで楽観的でいよう!」と励まし合っていた。


7時に授業が終わった後、急いで家に戻って大統領選のTV中継を観る。
既にあちこちで開票が始まっていたが、混戦模様で状況が把握しづらかった。
結局、夜の3時頃まで手に汗握りながら4年に1度の祭典を生中継で見ていた。

普段なかなかTVで見られない政治の話題もこの日はバンバン流してくれるので、
2004年のアメリカでどんなことが問題になっているかが分かって面白い。
大統領選の年に留学でアメリカに滞在できたのは、とても幸運なことだ。

未明になって、今回の最大の目玉・オハイオ州がブッシュ当確と報道される。
実質的な「王手」で、報道を聞いていて辛かった。最終結果は朝にならないと
ハッキリしないので、いたたまれない気持ちのまま、ベッドに入ることにした。

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November 01, 2004

Video Conference初体験

昼間は文学部・くみさんを期限切れ仮免の更新に連れて行く。
再試験かと思っていたら無試験で更新できるとのこと。ラッキー♪

夕方のCSCW(Computer Supported Collaborative Work)の授業で、
教授と学生が2キロ離れたNorth CampusとCentral Campusに分かれて
ビデオ会議システムを使って授業をする、という実験をやった。壁一杯の
スクリーンに相手側の部屋の風景が映し出されて、画面越しに教授が喋って
学生が討論する。もちろん、授業の内容は「オンライン会議システムについて」。

Video Conferenceは初体験だったけれども、何だか不思議な感じだった。
相手が自分の側ををどんな画面で見てるのかが分からないから、
自分がちゃんと画面に映ってるか分からない(笑)。画面の向こうから
「いまチョコレート食べてるんだけど、欲しい?」って聞いてきたのが楽しかった。
オンライン会議システムは、これから一気に注目される分野になるみたいだ。


いよいよ明日は大統領選。

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